上司や部下、妻や夫などとの人間関係の悩みを解決する方法やその原因とは

相手が悪いとしか思えない時:上司の皆さんへ(その2)

冒頭の話に戻ってみよう。
相手にはわかるはずがないと思ってしている、あなた自身の日頃の些細な行動について考えてみる。
心では‘まぐれだ’とか‘大したことはない’と思いながら相手を褒めたり、厄介な奴だと思いながら優しい言葉をかけたりする、これらの心とは裏腹の行動は相手にどんな印象を与えているのだろう。
人はあなたが感じるように外見上何をしているかではなく、心の中で自分のことをどう思っているかに反応しているとすれば、相手には何が伝わっているだろう。

あなたが施しているあらゆる施策(行為・行動)が効果を発揮していないとすれば考えてみる必要がある。
「あなたは心で相手をどう思っているのか」を。
心で思っていることを相手が感じ取ってしまうのであれば、あなたが相手をどのように思っているかはとても重要なことだ。

相手は愛すべき大切な存在?それとも厄介者?

そもそも上司や部下、妻・夫はあなたにとってどんな存在なのだろう。
成長を願ったり心配したり、大切にしたいと思う存在なのだろうか。それとも面倒で役に立たない、煩わしい存在なのだろうか。
例えば部下のことを後者のように思っている場合、相手が何か大きな成果を上げたとしたら、素直にそれを認めてともに喜ぶだろうか。それとも見下した態度で成果を軽く扱ったり、浮かれないように注意するだろうか。

相手を見る歪んだ見方

相手があなたにとって後者のような存在の場合、あなたはあらゆる場面で相手を否定し失敗を大げさに受け取り、成果に見合った評価をせず、過少に見積もったり見下したりしている可能性がある。
「成果はきちんと評価している」というかもしれない。しかし、そもそもあなたが相手を後者のように思っていたとすれば、その行為はその通りには伝わらない。

相手はあなたにとって、何かをするのに便利なモノか、あなたの邪魔をする障害物かどうでもいいモノか、脅威か。
あなたはそんなフィルターを通して相手を見ているのかもしれない。
それによって相手を見る目に歪みが生じている可能性が非常に高い。

歪んだ見方のチームへの影響

部下はあなたからこんな印象(見下されている?馬鹿にされている?)を度々受け取っているとしたら、仕事に対する責任感やノルマに対するモチベーションはどのように変化すると考えられるだろう。
もっと頑張らなくては!と思うだろうか。それとも・・。
あなたの行為は部下にどのように影響していると言えるだろう。チームにとってプラスなのかマイナスなのか。
相手を前者のように思って接する場合とでは、相手の反応やチームの成果にどんな違いがあるだろう。

まとめてみよう

ここまでを整理してみる。
1.問題を抱えた人は自分に問題があるということに気づけない。
(言い方を変えれば、自分が正しいと思える時ほど完全に正当化されているので自身の過ちに気づけない、という可能性がある。)

2.相手が感じ取るものは外見上何をしているかではなく、心の中で自分のことをどう思っているか。それに反応している。

3.あなたの部下や周りの人を見る目は歪んでいる可能性があり、それによって相手のモチベーションに悪影響を及ぼしている。

次に確認したいことは、あなたの自分自身に対する見方についてである。相手を見る目は歪んでいる可能性が高かったが、自身を見る目はどうだろう。

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